副業ブームの昨今、文章を書くのが好きな方が一度は考える職業がwebライターではないでしょうか。
webライターは資格を取得する必要がなく、文章を書くことが好きな方であれば誰でもなれる職業です。
しかし、webライターとして仕事を進める中で、文章が書けない、クライアントに満足してもらえない…
こんな悩みを抱えている方も多いはずです。

webライターが読むべき本は?
ライティングスキルを向上させるには?
そんな時は、webライティングの本を読んでみてください。
この記事では、現役webライターが次のことを解説していきます。
この記事の内容
・一般的に売れているwebライターの本
・現役webライターによる悩み別のおすすめ本
・本以外でライティングを学ぶなら
・ライタースクールでトラブルに合わないために
さっそく見ていきましょう!
目次
webライター関連本の売上ランキング

まずは、webライター関連の本の売上を見ていきましょう。
2022年2月時点のAmazonのランキングを紹介します。
- 1位:「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた
- 2位:新しい文章力の教室
- 3位:セールスコピー大全
- 4位:今すぐ始められるwebライターの入門書
- 5位:1年以内の月収20万円を達成する!
- 6位:沈黙のwebライティング
- 7位:世界一やさしいwebライティングの教科書
- 8位:webライターになる前に知りたい7つのこと
- 9位:webライター未経験から月収100万円を稼ぐためのロードマップ
- 10位:書く仕事がしたい
売上ランキングを見てみると『入門書』『教科書』『教室』といった単語が多いことに気が付くはずです。
それだけ、webライターに興味がある人、始めたいと思っている方が増えて、こうした書籍への需要が高まっているのだと思います。
現役ライターが最もおすすめする1冊の必読書籍

私が個人的にお勧めする本は「新しい文章力の教室」です。
どうしたら文章をもっと洗練させられるのか、読みやすい文章とは何かをとことん追求し、その方法が公開されています。
例えば本書では「文章の点と線を揃える」といったテクニックが紹介されています。
「4月15日から発売される」
という文章、どこが間違っているかわかりますか?
- 『から』という助詞は、ある地点から物事が継続する『線』の単語です。
- 『発売』は商品が売りだされることを表す『点』の単語です。
文章では、点と線の表現を合わせる必要があります。
- そのため「4月15日から販売される」
- もしくは「4月15日に発売される」
というように線と点を揃えた文章が正しい文章になります。
このように、文章を書くためのテクニックが惜しみなく記載されており、文章で仕事をする人間のバイブルといった存在です。
本書で紹介されている文章校正を自分の中にしっかりと落とし込めれば、クライアントから「また依頼したい」と思ってもらえるwebライターになれると思います。
webライターは信頼を勝ち取ることが重要な仕事になります
土台は、本でしっかり固めましょう!

個人的な意見ですが、webライターの入門書を選ぶ時に気を付けたいポイントがあると思っています。
それは、タイトルに「年収●●」や「稼ぐ」といった文言が入っている書籍や電子書籍はあまりおすすめできないということです。
仕事の裏側をお話しすると、内容のある本であれば派手なタイトルをつけなくても、口コミなどで評価され少しずつ売上も増えていきます。
一方で、内容の薄い本、ネットの情報を転載しただけの浅い内容の本は、注目されるようなタイトルで人を釣らないと売れないのです。

タイトルは派手だったけど、内容はなかったな…
というケースも散見されております。
もちろん、全ての書籍にあてはまるわけではありませんが、頭の隅に置いておいて頂けると嬉しいです。
また、電子書籍は比較的低価格で手に取りやすい反面、字数が少なくそれに伴って内容も薄いものが多いです。
少し辛口なことを言うと「ネットで調べられる以上の事は書いていない」ケースがほとんどです。
ぜひ紙媒体で発行されている書籍を手に取ってみてください。
中古品であれば安いものが入手できるのでおすすめですよ。
webライターにおすすめの本を分野別に紹介
ライター初心者におすすめの本

webライターになりたいけど、何をしたらいいの?

webライターになる前に、どんな仕事内容なのか知りたい!
このように、webライターに興味のある初心者におすすめの本を紹介していきます。
世界一やさしいwebライティングの教科書1年生


webライターになりたいけど、どうやって記事を書いたらいいんだろう?

文章を書くためのテクニックを知りたい
こんな悩みを持った、webライター初心者の方におすすめの1冊です。
本書にはライティングの基本がギュッとつまってます。
ライティング前のチェックポイントから始まり、実際に文章を書くためのテクニックや構成方法、先輩ライターによるアドバイスなどが掲載されているので、非常にに実践的です。
これからライティングを勉強したいという方が最初に手に取るのに最適な本と言えるでしょう。

Webライティングの入門書としてぴったりの一冊
文章表現・構成・コピーなど、Webライティングで重宝する「基礎」が詰まった一冊。
ロジカルで納得感のある解説・具体例もさることながら、図解もうまく使われているので目でも頭でも理解しやすかったです。
情報量の多さに対して、非常に読み進めやすい。
現役ライターの方々の意見や仕事の進め方など、実践に基づいく活きた経験談も大変参考になりました。
1年以上Webライティングに関わっている身としては、入門書としても経験者の見直し用としても使える本だと感じます。おすすめです。(Amazonレビュー)
出版社コメント
書く仕事がしたい


テクニックよりライターとしてもマインドが知りたい

先輩ライターの話を聞いてみたい
こんな考えも持っている方におすすめなのが本書です。
前述した書籍が「教科書」なら、こちらの本は「先輩からの指南書」というイメージがぴったりです。
ライターに向いている人はどんな人か?
ライターとしてデビューするまでの話、インタビュー記事のやり方や仕事に必要なマインドなど、読んでいて著者の仕事を追体験できるような内容になっています。
webライターと聞くと「ブログ記事を書く人」「ネットの記事を作成する人」というイメージがあると思いますが、実はライターの仕事は千差万別。
脚本家、翻訳者、記者、ライターといっても美容ライターやスポーツライターなど多くの種類があるんです。
ライターから派生する仕事についても掲載されており、ライターの世界を知りたいという方にもおすすめです。
著者コメント
コピーライター初心者におすすめの本
コピーライターとは、広告宣伝の文章を作る人のことです。
「商品のイメージやブランド力を高めるキャッチコピーを考える仕事」とイメージすると分かりやすいかと思います。
例えば、
イナバ物置の「100人乗っても大丈夫」
ロッテの「お口の恋人」
は有名ですよね。
個人的に大好きなのはルミネのキャッチコピーです。
「寝不足より、悪口より、退屈が私をブスにする」
「会えない日もちゃんと可愛くてごめんなさい」
とか、女性の心にグッとくる名言ばかり。
こうしたキャッチコピーを考えるのがコピーライターの仕事です。
コピーライティングに興味がある方へおすすめの本を紹介していきます。
売れるコピーライティング単語帖 探しているフレーズが必ず見つかる言葉のアイデア2000

「営業の素人」を「稼ぐ達人」に変える667語+2000フレーズ。
知らないと、売れない―ブログで、Webサイトで、SNSで“心をつかむ”文章に共通する「PASONAの法則」とは?20年間の研究成果集大成
どんなキャッチコピーにしようか悩んでいる時、パラパラめくるとヒントがあるかも!?といった単語帳です。
使える単語からテンプレートまで紹介されており、
例えば「~はもう古い」「なぜ+は+なのか?」
といったネット記事によくある構文が散見されます。
そのため、中級者〜上級者の方にとっては、物足りない内容かもしれません。
また、キャッチコピーを考えるには「どんな読者が読むのか?」を想定する必要があり、想定する読者層によってはこうした使い古された言い回しではクリックしてもらえないことがあるのも事実です。
とはいえwebライティング初心者であり、「キャッチコピーを考えている」「良いタイトルをつけたい」と悩んでいる方にはちょうどいい単語帳と言えるでしょう。
毎日読みたい365日の広告コピー

365日、その日その季節にぴったりの「広告コピー」を並べてみたら、大切なことを思い出せる素敵な名言集ができました。
本書はキャッチコピー大全です。
めくれば「あ、これ知ってる!」というキャッチコピーが見つかるはず。
1日1フレーズが紹介されており、元旦はホンダの
「ふだんを変える。それがいちばん人生を変える。」というキャッチコピーが紹介されています。
この書籍はテクニックを教えてくれたり、すぐに使える単語が掲載されたりはしていません。
読んで、一流のコピーライターの先輩方が考えた決めセリフに触れ、自分の想像力を掻き立てる、インスピレーションを得るというのが主な使い方?になります。
>>おすすめ記事:webライターの始め方!現役ライターが稼ぐまでの道のりを完全公開
セールスライター初心者におすすめの本
「セールスライターとコピーライターって何が違うの?」こんな疑問を感じた方も多いはずです。
コピーライターは「キャッチコピーで商品やサービスのイメージを印象づける」仕事ですが、
セールスライターは「行動に移すキャッチコピーを作る」仕事です。
10倍売れるコピーライティング

出版社コメント
材料集め(リサーチ)の方法、組み立て方にはルールがある。
文字によるセールスを成功させる効果実証済みの「原理原則」を公開。
10個の要素を組み合わせるだけで、自然と売れるセールスレターが完成する。
2014年に出版された本ですが、コピーライティングの基礎がしっかりと網羅されています。
まず手に取りたい本なので紹介します。
補足すると、コピーライティングだけでなく、タイトルに悩んだ時も開いて読むと良いタイトルが浮かんだりするのでおすすめです。
webマーケティングメディアの重鎮であるバズ部がノウハウをつめこんだ1冊です。
144ページと薄い本ですが、内容はシンプルで「必要にして十分」といった感じです。
あまり書くとネタバレになってしまうので控えますが、コピーライティングのためにどんな構成にすべきか、どんな内容を盛り込むか、どうクロージングをするかといった実践的な内容が書かれているので、本書を片手に仕事をするということも多いです。
ポチらせる文章術

出版社コメント
翻訳もののぶ厚いコピーの本って、買ったことありますか?
僕は、コピーを勉強したくて5冊買ったのですが、すべて飛ばし読みでした。
日本語に訳されたコピー例がイマイチで、読み進めづらかったからです。
結局、全部「ほぼ積ん読」状態に。
「同じような経験をしている人は、きっと多いはず。
じゃあ、90分くらいでスラスラ読めて、しかもガチで役立つコピーの本を作ろう! 」
そう思い立ち、企画を進めたのがスタート地点。
文章の力で商品を売るための、多くのヒントがつまった1冊です。
本書はコピーライターの方による、読まれる文章の作り方が詳しく記載されています。
特に「広告いらねー消えて欲しい」という層にいかにアプローチするかといった手法が公開されているので初心者から中級者まで幅広いwebライティング勉強中の方に最適といえる1冊です。
ブロガーにおすすめの本
沈黙のwebライティング

サイトで成果を上げるための文章の書き方を、ストーリー形式で学ぶライティングの実用入門書
何度も紹介してたいへん恐縮ですが、本当に良書なので何度でも紹介します。
これからブログを始めるよ!始めたい!という方は、沈黙のwebライティングと新しい文章力の教室をとりあえず購入しておけばいいかと思います。
Amazonなら中古で少し安くなっていますし、初心者がやりがちな失敗などが記載されており、ブログを運営していくうえで具体的なことが網羅されているのでおすすめです。
本を読んだらきちんと落とし込むこと!

さまざまな本を紹介してきましたが、本を読んだ後自分に落とし込むことが大切なので覚えておいてください。
「ふう、1冊読み終わった。また1つ、ブログの知識を身につけたな…さて寝よう」になってしまっていませんか!?
本を読んだ後、寝てはいけません(笑)
実践できていないと思ったら、1記事だけでも手直しする、1記事書いてみる、といった行動に移してから寝てください。
しっかりと、自分のブログで実践できているか確認してから寝てください。

いつも寝てました....
ライティングノウハウは実践しないと身につきません
「学習→執筆→学習→執筆」がおすすめです!

>>おすすめ記事:【未経験でもなれる】誰でも月5万円稼げるWEBライターの始め方
その他コピーライティングを学ぶ方法

本以外でライティングを学ぶ方法を紹介します。
ブログで学ぶ
バズ部

何から何まで参考になるブログです。
コンテンツマーケティングの方法やワードプレスについて、SEO対策など初心者が抑えておくべきノウハウが詰まっているので、今すぐブックマークしましょう。
タイトルも秀逸で、ついポチっとしてしまいます。
ただし、ノウハウが詰まっているだけあって、量が膨大です。
例えば「SEO」のページを開くと約10,000字の記事が出てきます。
そこから、子記事に派生していくのですが全て読むのは骨が折れます。
そのため、バズ部を読む時はトップページの下の方までスクロールしてください。
「バズ部を初めて訪れた方にオススメした記事」とあるので、そこから読んでいきましょう。
Google、ユーザーから評価されているサイトから
「ノウハウ」を盗みましょう

焦らずとも、バズ部の記事はブログなどの記事を書く際に何かを検索すると、高確率で検索上位に表示されます。
記事を書き続けていれば、自然とたくさんバズ部の記事を読むことになるのでゆっくりマイペースで読み進めましょう。
ゴウ・ライティング

ライター組合を運営している佐々木ゴウさんのライター初心者のためのブログです。
リード文の書き方や、文章のデザイン方法、語尾を単調にしない方法など、ライター初心者が気を付けたいポイント、知りたいコツが満載です。
ライター初心者が取るべき戦略など、初動について言及されているので「ライターになりたいけど、どうしたらいいの?」という方はぜひ目を通してください。

無料で公開されているのは、本当にありがたいです♪
ライティングを仕事で身につける
転職や副業をして実践でwebライティングのスキルを身につけるのもいいかもしれません。
2022年2月現在、インターネットで「webライター求人」と検索すると多くの求人が見つかります。
例えば、indeedでは496件、求人ボックスでは1,120件、DODAでは168件の募集が見つかります。
実際に働きながら、OJTでスキルを身につけてみてはどうでしょうか。
オンラインスクールで学ぶ
最近では以下のようなオンラインスクールが開催されています。
参考にしてみてください。
- フリーランス案件紹介サービス【クラウドテック】
- webライター講座(ユーキャン)
- 未経験者向けWEBスクール【SHElikes】
- たのまな
webライター初心者が気を付けたいライタースクールのトラブル!

私の友人(webライター)が新人の頃、
Twitterで見つけたwebライターさんが主催(販売?)しているwebライター講座をおよそ40,000円で購入しました。
内容としては「webライターの基礎を身につける→ココナラでライターとして出品して実践」というごく普通の講座だったそうです。
しかし、問題はその後!
「出品する時は文字単価4円と強気で行くべし!」と指導され、高単価で出品した友人…
当たり前ですが受注ゼロです。
その後、どうしたかというと…
なんと「同じ講座を受講している仲間同士で発注し合う」というはめになったそうです(涙)
ココナラの仕組みで、売上がつくとランキングで上位に表示されます。
そのため、八百長だろうと仲間内での受注だろうと「みんなで購入し合って売上を上げればランキング上位」なわけです。
つまり「ココナラで当講座の受講生がランキング上位を独占!」という販売促進手法にされてしまったというわけですね。
「新規の受注は全くないうえに、仲間のサービスを購入しないといけないからむしろ赤字だった」と悲しみにくれていました…。
こうしたトラブルに巻き込まれないよう、webライターのスクールに入会する時は、信頼できるところを選びましょう。

よくTwitterのDMで勧誘されます...
情報商材やSNSの勧誘には気をつけましょう!
まずは、本での自己学習をおすすめします

信頼できるwebライター講座の見極め方
- 主催者ライターがきちんと名前を出していること
- 主催者ライターがきちんと顔を出していること
- 実績をポートフォリオで載せていること
- SNSなどの発言が一般常識のある大人であること
- 金銭的な発言で煽るようなことをしていないこと
顔や名前がペンネームであったり、アニメのアイコンであったとしても、取引先企業などの実績や、実際に執筆した記事のポートフォリオがきちんと公開されているのであれば信頼度は高まるかと思います。
一方で、顔も本名、実際に運営しているブログや記事を出していない方、
「この講座を受ければ高単価の案件が稼げる」や「年収1,000万ライターが教える」
といった、こちらを煽るような文言を使用している場合は要注意!
その方のバックグラウンドをしっかり確認してくださいね。
>>おすすめ記事:【未経験でもなれる】誰でも月5万円稼げるWEBライターの始め方
まとめ

webライターは名乗るために資格が必要ないため、参入のハードルが低い職業です。
しかし、webライターになってから「また仕事を依頼したいな」と思ってもらうためには、記事に一定のクオリティが担保されていることが必要になってきます。
クライアントに満足してもらえる記事を執筆するためには、センスはもちろん、スキルやテクニック、構文などの基本的な知識が必要不可欠。
今回紹介した本を読んで、ぜひ実践に活かしてくださいね。
この記事を書いた人
- WEBマーケティングコンサルタント
-
【現役在宅ワーカー】
在宅ワークを活用し、在宅lifeを設計中
「新しい時代の働き方を考える」
家を中心とした生活をより豊かにする
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